人気の投稿

2015年4月30日木曜日

【5/4 安部公房読書会】「10代の安部公房を読む会」の読書会を5月4日13時より南大沢にて開催。


54 安部公房読書会】「10代の安部公房を読む会」の読書会を5413時より南大沢にて開催致します。 

1。開催日:2015年5月4日(月)
2。開催時間:13:00~16:45
3。課題作品:『詩と詩人(意識と無意識)』
既に今回は第3回目ですので、全集第1巻の112ページ下段の、次回は「そして人間の在り方は正に此の数行の余白によって」で始まる段落から始まります。
4。場所:南大沢文化会館
京王線の相模線(調布で分岐)南大沢駅下車徒歩2分。次のURLです:
5。費用:無料
6。二次会:
二次会を予定しております。駅前のうまい焼き鳥屋「鍛冶屋文蔵」です。お一人3000円というところです。:http://r.gnavi.co.jp/r5zkdjgg0000/menu6/
7。その他:
今まで読んできたところまでを事前にお読み下さい。資料のない方には、次のメールアドレスに連絡を下されば、コピーをお届けします。


この論文は、安部公房のOS(Operating System)です。

この作品を読むと、安部公房の詩も小説も戯曲もシナリオも、理解することができます。安部公房テキスト読解の虎の巻というべき論文です。

全集第1巻のあちこちを、詩、エッセイ、この論文と行ったり来たりをして読み解きます。

ご興味のある方は、ご遠慮なくお越し下さい。

もぐら通信社




【5/2安部公房読書会】『密会』の読書会を5月2日16時より荻窪ベルベットサンにて開催。



52安部公房読書会】『密会』の読書会を5216時より荻窪ベルベットサンにて開催。

申し込みは、下記のURLへ。代表しめじさん、堀田さん宛に:

https://atnd.org/events/65488


安部公房の台本(1):映画『砂の女』

安部公房の台本(1):映画『砂の女』


1964年作品 東宝   脚本 安部公房  出演者 岡田英次、岸田今日子、他 



2015年4月29日水曜日

十代の三島由紀夫の詩を読み解く:『安部公房の奉天の窓の暗号を解読する』の副産物


もぐら通信の次の次の号のために『安部公房の奉天の窓の暗号を解読する〜安部公房の数学的な能力について〜』の後篇を書いていて、やはり十代ということから、安部公房と三島由紀夫の詩の比較をして論じ、後者の詩を読むことによって、前者の詩の特質を際だたせようとしましたところ、思いがけぬ副産物が生まれましたので、わたしの詩のブログに上梓いたしましたので、安部公房の読者であるあなたにもお読み戴けるとありがたく思います。

いわば、安部公房の世界の住人の眺めた、三島由紀夫の世界ということになります。

この投稿をお読み戴ければ、何故安部公房は三島由紀夫と仲がよかったのかが、お分かりになるのではないでせうか。

このような人間たちがいるのです。しかも、一桁の年齢から十代にかけての少年たちです。この二人の、驚くべき言語能力です。

そうして、二人は何故十代で詩人であったのか、少しでも詩という藝術について知って戴ければ、有難いと思います。

お読みくださると、ありがたく存じます。



では、よき一日をお過ごし下さい。

2015年4月27日月曜日

【差し替え2】もぐら通信(第32号)第三版をお届けします。

こんにちは、

もぐら通信(第32号)第三版をお届けします。


滝口健一郎さんのご投稿『ABE日誌2』の19ページに写真を挿入致しました。

これが最後の改訂版です。


何度もの配信で、お騒がせして、申し訳ありません。

よい一日をお過ごし下さい。

岩田
もぐら通信

2015年4月26日日曜日

もぐら通信(第32号)の差し替えです。

もぐら通信(第32号)の差し替えです。

もぐら通信の読者のあなたへ、

滝口健一郎さんの「ABE日誌2」の文章の中の、3/16の途中から、10/31の途中まで、文章が抜けていました。

http://goo.gl/4IufE7

お詫びして、訂正し、第二版をお届けいたします。

よろしく差し替えをお願いします。

http://goo.gl/4IufE7

もぐら通信発行人
岩田英哉

安部公房の読者のための月刊誌もぐら通信(第32号)を発行しました。


安部公房の読者のための月刊誌もぐら通信(第32号)を発行しました。

http://goo.gl/cnr7Y1

今月号の目次は、次の通りです。

0 ニュース&記録&掲示板…page 2
1 目次…page 4
2 安部公房を巡る想い出(連載第1回):中田耕治…page 5
3 九堂夜想十五句:九堂夜想…page 13
4 ABE日誌2:滝口健一郎…page 14
5 リルケの『形象詩集』を読む(連載第1回):岩田英哉…page 23
6 編集者通信:安部公房の奉天の窓の暗号を解読する
         ~安部公房の数学的能力について~(前篇)…page 50
7 編集後記…page 67
8 次号予告… page 67

http://goo.gl/cnr7Y1

今月もまた、あなたの巣穴で、安部公房との楽しいひと時をお過ごしください。

では、また次号にてお目にかかります。

もぐら通信

2015年4月14日火曜日

「ノートを借りてみたい東大卒小説家は?」というアンケートで、安部公房は第10位に。


「ノートを借りてみたい東大卒小説家は?」というアンケートで、安部公房は第10位に。

『東大合格生の秘密「勝負ノート」』(太田あや著。文藝春秋社刊)が発売されました。






この本の発売を記念して、「ノートを借りてみたい東大卒小説家は?」というアンケートが実施され、その結果は、夏目漱石が圧倒的大差で第1位。

しかし、安部公房も、第10位に入りました。

http://woman.infoseek.co.jp/news/neta/davinci_6416

10位の安部公房までの作家は、次の通りです。

1位 夏目漱石 (276票)
2位 星新一 (132票)
3位 芥川龍之介 (122票)
4位 森鴎外 (55票)
5位 三島由紀夫 (52票)
6位 中島敦 (45票)
7位 川端康成 (39票)
8位 東浩紀 (23票)
9位 内田百閒 (21票)
10位 安部公房 (19票)

2015年4月12日日曜日

安部公房の不条理小説「人間そっくり」を演劇に 愛媛で公演へ

安部公房の不条理小説「人間そっくり」を演劇に 愛媛で公演へ



http://www.sankei.com/west/news/150411/wst1504110060-n1.html

京都市を中心に活動する演劇ユニット「このしたやみ」と、三重県津市の「劇団Hi!Position!!」による共同公演。

24、25の両日、愛媛県松山市緑町のシアターねこで公演される。

リーディング公演はセリフやシナリオが書かれた台本を読むようなスタイルで進められる演劇だが、「人間そっくり」では台本が書かれた巻物を小道具のようにして上演。NHKの「マッサン」でも脇役を演じた「このしたやみ」の二口大学さんら3人が出演する。

http://www.sankei.com/west/news/150411/wst1504110060-n1.html

もぐら通信第32号の目次をお知らせします:Mole Communication Magazine will be issued on 25 April with following contents

もぐら通信第32号の目次をお知らせします。

今月は、25日の発行です。

1。安部公房を巡る思い出:中田耕治
2。九堂夜想十五句:九堂夜想
3。ABE日誌2:滝口健一郎
4。リルケの『形象詩集』を読む(連載第1回):岩田英哉
5。編集者通信:安部公房の奉天の窓~安部公房の数学的能力について~


Mole Communication Magazine will be issued on 25 April with following contents:

1. Momories with Kobo Abe: Koji Nakata
2. 15 Haiku of  Yasou Kudo: Yasou Kudo
3. Diary on ABE 2: Kenichiro Takiguchi
4. Reading 『The Book of Images』by Rainer Maria Rilke (1st installment): Eiya Iwata
5. Editor's Column: What means the windows of Mukden in Machuria for Kobo Abe〜His mathematical ability〜

2015年4月7日火曜日

安部公房の想い出:中田耕治さんの連載を始めます

 中田耕治さんのウエッブサイト、中田耕治ドットコムにて、中田さんが安部公房についての連載をなさいますので、安部公房の読者はご注目下さい。

 次のURLです。

http://www.varia-vie.com/sunclip/page1.html

今月のもぐら通信第32号は、4月25日の発行です。それまでに、もっとお書きくださっていたら、それらも含めて、もぐら通信第に転載を致し、読者にお届けします。

以下、今回の最初の、中田さんの文章です:

 昨年の秋、岩田英哉という人から、思いがけない手紙をいただいた。岩田さんとは面識がない。
 少し説明が必要になる。

  岩田さんは安部公房の熱心な研究家で、独力で安部公房に関するリーフレット、「もぐら通信」を発行しているのだった。私は少年時代に安部公房と親しかったので、このブログで、安部公房の名をあげたことがあった。それに目にとめた岩田さんが、「もぐら通信」に転載したいといってきたのだった。

 私において否やはない。

 やがて「もぐら通信」に拙文が掲載された。これは、うれしいことだった。

 その後、岩田さんからまた手紙をいただいた。そのなかに――「更に安部公房との想い出をたくさんお書きいただけないでしょうか」とあった。
 私は少し驚いた。私などがいまさら安部公房について書くのは僣越至極、また、何か書いたところで誰も関心をもつはずがない。そう思った。
 そのとき、ふと気がついたのだが――「戦後」すぐに私が知りあった、たくさんの文学者、私と同時代の作家、評論家たちも、ほとんどが鬼籍に移っている。いまさらながら無常迅速の思いがあった。

 埴谷雄高、野間宏、花田清輝などの先輩たちだけでなく、私と同世代の関根弘、針生一郎、いいだもも、さらに小川徹、森本哲郎、矢牧一宏までが亡くなっている。
 やはり、「戦後」すぐの安部君について少しでも書いておいたほうがいいかも知れない。そう思いはじめた。

 安部君のことを思い出しているうちに、「近代文学」の人びとをいろいろ思い出した。そればかりではなく、いろいろな時期に出会った人びと、さらには敗戦前後のことがよみがえってきて、収拾がつかなくなった。

 作家の回想というのもおこがましい。
 私の内面につぎつぎにふきあげてくる思い出を書きとめておくだけだが、時あたかも戦後70年、まだ記憶していることを気ままに書きとめてみよう。

2015年4月5日日曜日

もぐら通信第31号(第二版)を発行します。

もぐら通信第31号(第二版)を発行します。

ダウンロードは次のURLで:

http://goo.gl/Ssl3iA


訂正箇所:

57ページの最後の行が切れておりました。次の下線部の所です。

この故に、そして此のことを考えることを抜きにして、安部公房を先の戦争後の時代の中でだけ考えようとすると、それが断片的で全体を論ずることが不可能になり、従い、安部公房の作品は人の耳目を惹きつけること甚だ多いにも拘らず、このような俯瞰した視点から読者自身によって真に理解されることが甚だ少なく、また安部公房を論じることに至ると、辛辣な言い方でありますが、敢えて言えば、群盲象を撫でるということになるのです。安部公房は、小説論、演技論・演劇論、写真論については、安部公房全集の諸処に於いて、率直に隠すことなく自分の意見を述べているにも拘らず。但し、この方法(メトーデ)を教わったリルケのことについて以外は。

もぐら通信

追伸:
ひとりで編集と発行をしておりますので、40jページが、ひとりで校正の目の行き届く限界のようです。このページ数を目処に発行をして参ります。​​

安部公房のパンフレット(3):『幽霊はここにいる』1970年:田中邦衛

1970年俳優座上演の『幽霊はここにいる』のパンフレット:田中邦衛



2015年4月3日金曜日

安部公房の色紙(1):抵抗のモラル



摩訶不思議な文学の世界!「安部公房」の小説ランキング30選!

摩訶不思議な文学の世界!「安部公房」の小説ランキング30選!という題名で、Naverまとめに、安部公房の30選が載っていましたので、ご紹介します。

この方の順位は独特でなかなかいいものがあります。

第1位がドナルド・キーンさんとの対談『反劇的人間』などというのは、安部公房をよく表しています。 次のURLです。

http://matome.naver.jp/odai/2139970274543715601

次の30選です。

1。反劇的人間
2。けものたちは故郷をめざす
3。死に急ぐ鯨たち
4。(欠落)
5。カンガルー・ノート
6。R62号の発明・鉛の卵
7。友達・棒になった男
8。砂の女
9。箱男
10。第四間氷期
11。飢餓同盟
12。飛ぶ男
13。他人の顔
14。壁
15。密会
16。榎本武揚
17。砂漠の思想
18。無関係な死・時の崖
19。方舟さくら丸
20。人間そっくり
21。笑う月
22。水中都市・デンドロカカリヤ
23。終りし道の標べに
24。内なる辺境
25。石の眼
26。燃えつきた地図
27。題未定
28。幽霊はここにいる・どれい狩り
29。緑色のストッキング
30。夢の逃亡


http://matome.naver.jp/odai/2139970274543715601

2015年4月2日木曜日

安部公房の広場の国際的な読者たち

このブログの自動的なアクセス解析で判るブログ読者は、次のようなものです。

以外なことには、スイスが3番目に入っていることです。

何があるのでせうか。興味ふかいことです。

今月に入ってからの2日のアクセス数です。

東欧からのアクセスのないのが寂しいところです。

日本
163
アメリカ合衆国
67
スイス
21
ロシア
10
カナダ
4
台湾
4
フランス
3
インド
3
中国
2
イタリア
2