『肉筆で読む 作家の手紙』と題した本が刊行されました。著者は、神田に有名な古書店、青木書店の主人。下記のウエッブページに川本三郎氏による書評が掲載されています。
安部公房の手紙も論ぜられていて、その封筒と手紙の写真が載っております。
この手紙は、当時安部公房の親しかった詩人大島栄三郎宛のもので、安部公房全集には収録されている手紙です。その現物の写真を見ますと、後年の、散文家として身を立ててからの辛辣な安部公房、バロックの作家の安部公房の字体とは異なり、もっと詩人である青年の、十代の少年にまで遡り得る素直で純真な青年の、字体です。
今月号のもぐら通信第44号に写真と青木さんの文章を引用して掲載をします。
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