『安部公房の初期作品に頻出する「転身」といふ語について』の第1章「I 安部公房の自筆年譜と『形象詩集』の関係について」下記の訂正を加へましたので、お知らせし、ここに第56号(第二版)をお届けします。そのほかの修正はありません。
記
P35:最後の段落
訂正前
「人間如何に転身するかの記録」
訂正後
「人間が如何に転身するかの記録」
P36;下から二つ目の段落
訂正前
「人間如何に転身するかの記録」
訂正後
「人間が如何に転身するかの記録」
P37:上から3段落目
引用に関する全集のページを明示した:
訂正前
「(此処に空白がある。(略)/ある日…………。)」
訂正後
「(此処に空白がある。(略)/ある日…………。)」(全集第1巻、558ページ下段)
P39:下から3段落目
訂正前
「『ドゥイーノの悲歌』は、(略)実際の詩集の名前として出て来る以上(略)」
訂正後
「『ドゥイーノの悲歌』は、(略)実際の詩集の名前として2度出て来る以上(略)」
P40:第1段落と第2段落の間
読者の理解の促進のために、次の文言を挿入した:
「『詩と詩人(意識と無意識)』や『名もなき夜のために』や『中埜肇宛書簡第2信』と同様に、『オルフォイスへのソネット』でも第一部と第二部の間に余白と沈黙があり、ここで存在と化したオルフォイスは第二部で蘇生し、透明な何者かになつて転身を止むことなく続ける。十代の安部公房のリルケ理解の誠に深いこと。しかし、順序は逆であり、リルケがあつて安部公房がある。」
P43:「リルケの『オルフェウスへのソネット』を読む(1)」の副題
訂正前
「~安部公房のをより深く理解するために~」
訂正後
「~安部公房をより深く理解するために~」
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