もぐら通信第67号(第5版)をお届けします。
目次
1 『カンガルー・ノート』論(2):6。安部公房文学と大地母神崇拝~神話論の視点からみた安部公房文学~:岩田英哉…page 3
(i)『カンガルー・ノート』論の論点を整理する
(ii)神話論
(iii)父権宗教と大地母神崇拝
(iv)安部公房は大地母神を選び、父権的存在を殺した
(v)父権宗教と大地母神崇拝の差異
(vi)言語機能論と胎内回帰
(vii)大地母神崇拝と日本SF文学の意義
(viii)言語の再帰性に関する安部公房の考へ:言葉は母である
(ix)父権宗教であるユダヤ教とキリスト教の差異
(x)大地母神崇拝と『箱男』
(xi)大地母神崇拝と三島由紀夫
2 安部公房が『密会』の書き捨て原稿に描いた三つの落書きを箱男が解説する…page 31
3 リルケの『オルフェウスへのソネット』を読む(12)~安部公房をより深く理解するために~:岩田英哉…page 33
4 Mole Hole Letter(3):超越論…page 37
5 連載物・単発物次回以降予定一覧…page 55
6 編集後記…page 58
7 次号予告…page 58
季節外れの超越論的なあなたの巣穴で、安部公房とのひと時、いやひと空間をお過ごし下さい。
岩田英哉
もぐら通信