ヤマザキマリさんのホームページの絵ともぐら感覚
古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥスが現代日本の銭湯にタイムスリップして数々の着想を得て古代ローマの浴場設計に活かして活躍するという映画「テルマエ・ㇿマエ」の原作者ヤマザキマリさんがもぐら通信に来年寄稿してくださることになりましたので、あなたにお伝えいたします。
テルマエ・ㇿマエのWikipediaです。
ヤマザキマリさんは、安部公房の愛読者で、特に方舟さくら丸は、東京、シカゴ、ポルトガルの3居所に常備してあるほどです。
既に「ヤマザキマリのジャコモ・フォスカリを読む」(http://abekobosplace.blogspot.jp/2012/10/blog-post_27.html)で、その傾倒振りはお伝えした通りです。
ヤマザキマリさんに、その公式ホームページがあることを教えられ、そこに行ってみると、これはご自分でお描きになったのでしょうか、まさしくこれはバロックの感覚、安部公房の感覚でした。次のURLアドレスの絵をご覧ください。
怪奇(グロテスク)であり、迷宮であり、立体造形的であり、異界であり、バロックであり、日本語でいうならば風狂です。
この絵をみると、ヤマザキマリさんが安部公房の好きな理由がよくわかります。
「テルマエ戦記」というご著書を読みますと、文字通りの戦記という題名の通り、テルマエ・ㇿマエの大当たりになってからの猛烈な忙しさと奮闘の様子が書かれております。
来年のヤマザキマリさんに閑暇のあらんことを、安部公房の読者ともぐら通信のために祈り、あなたと共に、ご寄稿を楽しみに待つことに致します。
[タクランケ]
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