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2015年2月20日金曜日


『もぐら感覚11:自走するベッド』の無料キャンペーンのお知らせです。


『もぐら感覚11:自走するベッド』の無料キャンペーンのお知らせです。

無料キャンペーンの期間は、2月23日から2月27日までです。

http://goo.gl/vbgcty

もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第11回目の、安部公房の『自走するベッド』について論じております。

安部公房にとって、自走するベッドとは一体何であったかを、安部公房のテキストを引用して、論じています。

安部公房の、自走するベッドの意味を、安部公房自身の言葉を引用して、解き明かした論考です。

この自走するベッドの初出は、1948年の『終りし道の標べに』の中に既に現れていて、この時、全く同じ『カンガルー・ノート』の自走するベッドの形象(イメージ)と感覚が出てきております。

このか自走するベッドとは何なのか、何を意味するのかを、その淵源を求めて、安部公房の小説の構造と共に、解明したものです。

この自走するベッドは、同時に、ベッドが自走するということから、その上に拘束されている主人公にとってはそのまま、安部公房の文学の重要な主題の一つである、愛、愛の証明である別れ(別離に堪えて生きて、その愛を証明すること)、そして、究極の別れである死を生み出す原因をもなしています。

この主題は、10代にリルケに溺れるように学んで、安部公房が自家薬籠中のものとした主題です。

愛、別れ、死という主題については、『もぐら感覚21:緑色』で詳細に論じましたので、同時にこのもぐら感覚もお読み下さると、一層深く、安部公房の文学の世界を理解することができます。(『もぐら感覚21:緑色』は、後日出版します。)

これらのことを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。

安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。 ダウンロードは:

http://goo.gl/vbgcty

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