新国立劇場の舞台・安部公房作「城塞」が4月13日から上演される。
新国立劇場では「かさなる視点―日本戯曲の力―」として昭和30年代の日本の名作戯曲を30代の気鋭の演出家たちに託す3ヶ月連続のシリーズを上演してゐる。
「かさなる視点―日本戯曲の力―」
第一弾
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「白蟻の巣」
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作:三島由紀夫
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演出:谷賢一
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第二弾
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「城塞」
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作:安部公房
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演出:上村聡史
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第三弾
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「マリアの首」
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作:田中千禾夫
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演出:小川絵梨子
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既に三島由紀夫の「白蟻の巣」は終り、第二弾は安部公房の「城塞」。
上記のウエッブページによれば:
「戦時下のとある家庭で繰り返される、父子による奇妙な”ごっこ”を描き、戦争によって富を築いたブルジョア階級の責任を問う痛烈な視点が際立つ傑作を、文学座の気鋭の演出家・上村聡史が演出する。
この舞台「城塞」の稽古初日に行われた顔合わせの模様が動画で公開された。【動画1分】」
とのこと。
「公演情報
舞台「城塞」
作:安部公房
演出:上村聡史
出演:山西 惇 椿 真由美 松岡依都美 たかお鷹 辻 萬長(※「辻」は一点しん
にょう)
上演期間:2017年4月13日(木)~30日(日)
チケット購入:
この戯曲は、安部公房全集第16巻、313ページにあります。1962年9月1日付の発表。同巻396ページに、「労演の委嘱に応えてー「城塞」」と題した、作者安部公房の言葉があります。安部公房らしいいつもの論理展開で、この戯曲について語つてゐます。
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