もぐら通信第55号(第三版)をお届けします。
『安部公房文学の毒について~安部公房の読者のための解毒剤』につき、誤字を直し、または文意がより明らかになるやうに幾つかの小さな改訂を致しました。
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訂正箇所は次の通りです。
P18
[改訂前]
作品構造論の視点から眺めると、冒頭共有・結末共 有と結末継承によつて接続されてをりますので、 そしてこのやうに語のレヴェルと文のレヴェルから一個の作品のレヴェルまで、安部公房の作品は、
[改訂後]
作品構造論の視点から眺めると、安部公房のすべての作品は冒頭共有・結末共 有と結末継承によつて接続されてをりますので、 そしてこのやうに語のレヴェルと文のレヴェルから、従ひ一個の作品のレヴェルまで直喩によつてをりますので、安部公房の作品群は、
P20
[改訂前]
実戦とか行動とかいうこと
[改訂後]
実践とか行動とかいうこと
P20
[改訂前]
19歳の時に寄稿した
[改訂後]
18歳の時に寄稿した
P24
[改訂前]
文字の部は、その均 斉を、この空白の部があつて初めて成り立つてゐるのです。
[改訂後]
文字の部は、その均 斉を、この空白の部があつて初めて成り立つてゐるのですし、成り立たしめてゐるのです。
P31
[改訂前]
上の二つの」詩に見える
[改訂後]
上の二つの詩に見える
P33
[改訂前]
第二連では「じつと炎える様なさぐる様な僕の眼を」を話者はする事になり
[改訂後]
第二連では「じつと炎える様なさぐる様な僕の眼を」話者はする事になり
P35
[改訂前]
「3。空間感覚と いふ毒(存在論の毒)」
[改訂後]
「3。空間感覚と いふ毒(存在論の毒)」
P37
[改訂前]
人間は円盤の上にゐて生活してゐるであり
[改訂後]
人間は円盤の上にゐて生活してゐるのであり
P44
[改訂前]
これによてば、
[改訂後]
これによれば、
P44
[改訂前]
簡潔な主張をしてゐます。
[改訂後]
簡潔な主張をしてゐるに留まります。
P50
[改訂前]
時間軸に剃った
[改訂後]
時間軸に沿った
P51
[改訂前]
即ち言語として、全ての作品の中に。
[改訂後]
即ち言語として、否、言語構造として、全ての作品の中に。言語構造、即ち存在として。
P51
[改訂前]
更に一層
[改訂後]
あなたが更に一層
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