鳥羽耕史早稲田大学教授による安部公房連続講座開催のお知らせです。
開催の要領は下記の通りです。「ただ今受付準備中」とありますが、時機をみて、申し込みは次のURLへ:https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/44819/
曜日
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水曜日
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時間
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19:00~20:30
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日程
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全4回 ・01月09日 ~ 01月30日
(日程詳細)
01/09, 01/16, 01/23, 01/30
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講義概要
安部公房(1924~93年)は、1951年に『壁』で芥川賞を受け、1962年の『砂の女』で国際的な名声を得ました。いわゆる「純文学」にとどまらず、メディアを超えて活躍した作家でした。この講義では、彼の世界の広がりを、四つの側面から紹介します。小説を中心とする文学、ラジオドラマとテレビドラマ、映画、そして演劇です。20世紀のメディア革命の時代を生きた一人の作家の活動から、文学・芸術の世界の広がりを実感して頂きたいと思います。
各回の講義予定
回
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日程
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講座内容
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1
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01/09
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共同制作と『壁』
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安部公房は1940年代から50年代にかけて、〈夜の会〉、〈世紀の会〉、〈現在の会〉といった芸術運動に関わり、画家、作家、評論家らと共同制作をしながら、文学世界を形成していきました。芥川賞受賞作『壁』を中心に、芸術運動と共同制作の成果としての文学作品を検討します。
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2
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01/16
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ラジオドラマとテレビドラマ
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1950年代から60年代にかけて、安部は多くのラジオドラマやテレビドラマのシナリオを手がけました。音声や映像が残る作品を部分的に鑑賞しながら、放送メディアを通した芸術の可能性を考えます。
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3
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01/23
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書き下ろし長編小説と映画
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1960年代から80年代にかけて、数年に一度、安部は書き下ろしで長編小説を発表するようになります。その中でも、勅使河原宏によって最後に映画化された『燃えつきた地図』に注目し、小説と映画の関係や、描かれた団地や郊外の空間について検討します。
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4
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01/30
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演劇と安部公房スタジオ
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1970年代、安部は自らの名前を冠した演劇グループを率いて、身体的な表現の可能性を追求しました。1950年代以来の俳優座の千田是也との協力関係で実現した舞台も検討した上で、安部と演劇の問題を考えます。
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